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歯周外科

歯周外科についてinterview

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岩永先生、歯周外科(ししゅうげか)って何ですか??

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岩永先生

歯周外科というのは、
歯周病の病状を改善させるための外科的な手術のことです。

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うーん、なんとなく、わかるような、わからないような…
もう少し簡単にお願いします!

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岩永先生

歯周病は細菌の感染により引き起こされます。
それに対してまず第一に行うことはなんだと思いますか?

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うーん、歯磨きをしっかりすること??

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岩永先生

素晴らしい!そのとおりです!そして、日ごろの歯磨きはもちろん、
歯医者さんで歯石を取るお掃除などをしてもらうことで
口腔内の細菌の数をぐっと減らすことができます。

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ふむふむ。ここまではわかります!

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岩永先生

でも、歯周病がある程度進行してしまい、歯と歯ぐきの間に深い溝がある状態になると、歯ブラシではそのような深い隙間はお掃除することができません。
また、歯医者さんで歯石を取り除くときも、ある程度以上の深さになると、歯石も取りにくくなり、十分な処置を行うのは難しくなります。
歯と歯ぐきの間の溝を歯周ポケットと呼びます。正常値は2mm~3mm程度と言われています。
また、仮にある程度きれいになって炎症が落ち着いたように見えても、そのような深い隙間には、また徐々に細菌が増殖してしまい、歯周病の進行を遅くすることはできたとしても、食い止めるには至らないのが現実です。そこで、そののような問題を外科処置によって根本的に解決しようというのが歯周外科です。

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なるほど。つまり、歯周外科治療っていうのは、
歯周病を治すための、最終手段、みたいなイメージですか??

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岩永先生

そうですね!
歯周外科を行い、歯茎とそれを支える顎の骨の状態を正常に近づけることによって、歯磨きもしやすく、きちんと噛めて、歯周病が再び進行しにくくなる、健康な歯茎を取り戻すことができます。
そのような歯周外科について、いくつかご紹介していきましょう。

歯周外科の種類surgery

1.フラップ手術

メスを使って歯肉を切開し、目で見やすい状態にして歯石などをきれいに取り除き、再び歯肉を縫合します。

フラップ手術は、歯周ポケットが5mm以上の深い状態の場合に適応される手術法となります。通常の歯石取りでは目に見えないために取り残しが起こりやすいですが、この方法を使えばきちんと歯石を取りきることができ、健康な歯茎を取り戻すことができます。

豆知識 歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さを計測するのが歯周ポケット検査。少しチクチクします。

2.GTR法

フラップ手術を行うことで歯周ポケットを少なくすることや歯肉の修復を図ることはできますが、歯周病により破壊された骨を修復することはできません。

このような失われた骨の回復を目指す方法が「歯周組織再生療法」と呼ばれるものです。中でもGTR法は特殊な膜を使って顎の骨や歯の表面のセメント室、歯根膜などの修復を図る方法です。

通常、歯周組織は炎症が収まると自己修復が始まり、徐々に再生していきます。しかしこの時に歯茎(歯肉)の組織と顎の骨の組織とでは再生のスピードが違い、顎の骨の方が非常にゆっくりと再生するため、フラップ手術などできちんとお掃除をしても、顎の骨が再生してほしい部分に歯茎(歯肉)の部分が侵入してきてしまい、再生が行われません。

そこで、骨が再生してほしい部分にGTRと呼ばれる膜を置くことで歯肉の侵入を防ぎ、顎の骨の再生を促す方法になります。

しかし、この方法ですべての歯が救えるのではなく、歯を支える骨の破壊の程度によっては適応できない場合もあります。

3.エムドゲイン療法、リグロス療法

この方法はGTR法と同じく、歯周組織再生療法の一つです。GTRでは膜を置くことで骨の再生するスペースを確保しましたが、エムドゲイン療法、リグロス療法ではそれぞれの名前に由来する歯周組織再生誘導材料を骨を作りたい部分に注入することで骨の再生を促します。

エムドゲインは幼若な豚の歯胚(歯が作り出される組織)から抽出された成分で、エナメルマトリックスと呼ばれる成分を含んでいます。これは子供のころ、歯が生えてくるときに重要な働きをするタンパク質の一種です。これにより、歯周組織の再生が促され、初めて歯が生えてきた時と同じような強固な付着機能を持つ歯周組織が出来上がります。リグロスと呼ばれる薬剤の成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により歯周病によって破壊された歯周組織の再生を促すのがリグロス療法です。

リグロスと同じ成分は、すでにやけどや床ずれなどの治療に使用されています。リグロスの主成分はbFGFという細胞増殖因子です。通常体に傷ができると、傷の周りの組織の細胞増殖が起こり、そこに毛細血管などの新しい若い祖式が再生され、傷が修復されます。このときに組織修復を促す因子となるのがbFGFです。

これにより場合によってはエムドゲイン以上の組織再生能力を発揮するという文献もあります。しかし、これもまたどのようなケースにも使えるのではなく、リグロスの使用には、「本剤は、歯周ポケットの深さが4mm以上、骨欠損の深さが3mm以上の垂直性骨欠損がある場合に使用すること。」とされています。また、本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方、口腔内に悪性腫瘍のある方又はその既往歴のある方は禁忌症とされています。

4.根面被覆術

歯周病に関連して、歯肉が下がって歯根が露出し、歯の幅と歯の長さがアンバランスになってしまうことがあります。

このような時は審美的な障害をもたらすだけでなく、知覚過敏を引き起こしたり、歯の表面がくさび状にすり減ってしまうなどの問題が起こることがあります。

根面被覆術とは露出した根面を歯肉で覆い、審美性や機能性を回復するための処置法です。

多くの場合は上顎の口蓋部分から歯茎を切り出し、それを露出している歯の表面に移植します。そうすることで歯の根っこの表面に、硬くて歯磨きしやすい歯茎を再び作ることができます。

しかしこのような処置は喫煙者では非常に成功率が低いことや、歯周病の進行があまりにも重度な時には適応できないこともあります。

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